第18回心理教室のご案内 8月11日(水)~9月8日(水)

 ○病気のことを知りたい

 ○自分の気持ちを話してみたい

 ○同じ目的を持つ人の話を聞いてみたい                   
  

このように思ったことはございませんか?

様々な情報を知ることで、困っている状況に対処する方法が見えてくるかもしれません。

また、自分ひとりで気持ちを抱えているよりも、同じような気持ちを持つ方々とお話することで、気持ちが少し楽になるかもしれません。自分の気持ちを表現する練習にもなると思います。

この心理教室で、病気やストレス対処について知ること、また自分の気持ちを表現することにチャレンジしてみませんか?

そして、ご自分に合う対処方法を探してみませんか?

心理教室では、レクチャーと感想や意見を交わすミニミーティングを行います。お気軽にご参加ください。   

レクチャーのテーマ

  8月11日(水) 「うつ病ってどんな病気?」

 8月18日(水) 「不安障害ってどんな病気?」

 8月25日(水) 「ストレス対処方法~考え方編~」

 9月1日(水)  「ストレス対処方法~リラックス運動編~」

 9月8日(水)  「社会福祉サービスってどんなもの?」

< 時  間 > 10:00~11:00

< 場  所 > 八戸中央心理オフィス

            ・当院に隣接しております。

            ・エレベーターを降りて左側にございます。

<対 象 者>  八戸マナクリニックに通院中の患者さま

<参 加 料>  無 料

<お申し込み方法>

 ・参加ご希望の方は当院受付もしくは心理士までお知らせください。

 ・興味のあるテーマの日だけ参加なさることもできます。

 ・前日の12時までにお申し込みください。

<参加時のお願い>

 ・開始時刻に遅れないようにお願い致します。欠席なさる場合は、当院(0178-20-7565)までご連絡くださるようお願い致します。

 ・駐車場ご利用の方へ

   この心理教室に参加される方には駐車券の発行をいたしておりません。ご了承くださるようお願い致します。

 

8月11日心理教室 ミニレクチャー

 「うつ病ってどんな病気?」

 

こころの病気には、病気の症状によるつらさと周りから理解されにくいつらさがあると思います。病気について知ることで、そんなつらさを軽くする方法が見えてくるかもしれません。

 
1)発症の流れ
私たちの生活は、様々なストレスが溢れています。そのストレスの影響があまりにも強くなると、身体・行動・こころに変化が現れてきます(疲れやすい、飲酒・喫煙が増える、イライラする、など)。これはその人自身が発しているサインです。このサインを見つけたら、休養をとるなどしてみましょう。さらに疲れやストレスが溜まると、うつ病が発症しやすくなります。
 
2)うつ病の症状
うつ病の症状は身体とこころの両方に現れます。午前中は症状が重く、午後になるにつれて症状が軽くなるという変化があります。このため、「怠けているのではないか・・・」と思う方もいるようですが、この変化も「症状」の1つです。また、考え方が悲観的になりやすい時期もあるようです。悲観的な考えは、「その人自身の考え」ではなく、「病気がそのように考えさせていること」です。このようなときは、休養をとること、周りの人の協力を得ることが大切になります。
 
3)治療について
治療の前提は、「しばらく続けること」です。治療は大きく2つの時期に分かれ、要治療期とリハビリ期があります。時期によって変化がありますが、治療では、休養・薬物療法(服薬)・精神療法・リハビリなどが行われます。
薬物療法の効果が現れ始めるのは、薬を飲み始めてから2~4週間後です。効果が見られないと焦ることはありません。また、その人に必要な量を調整するために、少ない量から徐々に増やしていきます。「薬の副作用や依存性が心配」という声も聞かれますが、医師の処方通りの服薬ならば、依存性はほとんどありません。また、副作用については主治医に相談してみましょう。その人にあった薬を探してくれます。また、うつ病は症状に波がある病気ですので、「良くなったから」と自己判断で服薬を止めることは避けましょう。
 

・要治療期:治療を開始したばかりで、何もやる気が起きず、気分の落ち込みも激しい時期です。身体的な症状を伴うこともよくあります。

       この時期はゆっくり休養し、薬物療法を行う必要があります。

・リハビリ期:症状が軽くなる時期です。生活のリズムを整え、概ね気分よく過ごせるようになったら、家事や仕事など、徐々に体を慣らしていきましょう。

       この時期は、低下した体力や集中力などを回復させることが目標となります。また、医師の処方に沿って服薬をしましょう。

 
4)回復まで

症状は、「三寒四温」のように波があり、「良くなったり戻ったり」を繰り返しながら回復していきます。焦らずにいきましょう。 

             

 

 

8月18日心理教室 ミニレクチャー

「不安障害ってどんな病気?」

こころの病気には、病気の症状によるつらさと周りから理解されにくいつらさがあると思います。病気について知ることで、そんなつらさを軽くする方法が見えてくるかもしれません。

 

1)不安な状態とは
不安な状態では、
・気持ちの変化(怖い、落ち着かないなど)
・身体の変化(動悸、汗をかくなど)
が生じます。
しかし、不安は悪いものではありません。生きていくために必要な反応であり、誰しもが経験することです。
人は不安を感じると、それに立ち向かったり、避けたりします。立ち向かうことがよいとは限りません。例えば、崩れそうな山道を前に不安を感じたら、どうしますか?それに立ち向かっては、怪我をする危険が高まります。別の道を通って不安を回避すれば、より安全性が高まります。状況に応じた使い分けが必要となります。
 
2)不安障害とは
不安は誰もが経験することですが、それが余りにも強く、日常生活を送ることが困難となる病気を総称して、「不安障害」と呼んでいます。不安障害には、パニック障害や社会不安障害など様々な病気があります。これらには「とても強い不安」という共通点がありますが、身体に現れる症状や不安を感じる対象に違いが見られます。
 
3)治療について
不安障害の治療は、薬物療法と精神療法が行われています。ほとんどの不安障害では、規則正しい服薬が有効であるとの報告があります。服薬することで、強い緊張感や不安感を抑え、動悸などの身体症状を和らげる効果があります。服薬は医師の処方に従いましょう。また、お薬の副作用には個人差があります。もし強い眠気や便秘などがある場合は、我慢せずに医師に相談しましょう。その方にあったお薬を探してくれます。
精神療法では、会話や行動を通じて不安と付き合っていく方法を探します。これは原因探しではなく、「これから」不安とどう付き合うかを考えるものです。また、不安との付き合い方を考えるため、自分自身を知ることも大切になります。日々の記録をつけることで(規則正しい生活リズムか、どんなときに動悸がするのか、など)、対処法を考える材料となります。

 

 

<参考文献>

吉野聡/松崎一葉 (2009).『現役 精神科産業医が教える 「うつ」からの職場復帰のポイント』

 

8月25日心理教室 ミニレクチャー

 「ストレス対処方法~考え方編~」

  ストレスは生活のいたるところにあります。ストレスは決して悪者ではありません。「適度なストレス(またはプレッシャー)があるほうがやる気がでる」という方もいるのではないでしょうか。

緊張すると汗をかく、お腹がすくとイライラするなど、私たちの体とこころは密接に結びついています。あまりにも強く、長期間続くストレスがあると、私たちの体とこころには不調が生じてきます。そのため、ひとりひとりに合ったストレスとの付き合い方を探すことが大切です。
 
1)    ストレスを解消するメカニズム
私たちは、無意識にストレスに対処しています。そこには3つのメカニズムが働いています。
 
    ストレスを跳ね返す:我慢してストレスを跳ね返すやり方です
  例) 頼まれた残業を断らずにこなす
  
・ストレスの根本的な解決になりますが、我慢には限界があります。
 
  ② ストレスを逃がす:考え方を変えるやり方です
  例) 残業を頼まれても、「60%くらい仕上げればいいや」「誰かに手伝ってもらおう」と考える。
 
  ・いつ・どこででも実行できますが、すぐに考え方を変えることが難しい場合もあります。
 
  ③ ストレスを発散させる
  例) 趣味のスポーツをする
 
  ・簡単に実行できますが、実行するためにお金や時間がかかることがあります。
 
これらのメカニズムは、それぞれ長所と短所があります。状況に応じたメカニズムを使い分けられるように練習することが必要になってきます。
 

<参考文献>

吉野聡/松崎一葉 (2009).『現役 精神科産業医が教える 「うつ」からの職場復帰のポイント』 

9月1日心理教室 ミニレクチャー 

「ストレス対処方法~リラックス運動編~」

 ストレスは決して悪者ではありません。「適度なストレス(プレッシャー)があった方がやる気が出る」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、あまりに強く長期間続くストレスは、体やこころの不調を引き起こします。それを防ぐためにも、ストレスと適当に付き合うことが必要となります。

 体とこころは密接に繋がっています。緊張すると肩に力が入る、お腹が空くとイライラするなどの経験はありませんか。

 緊張したときにリラックスしようと思っても、リラックスしなくてはという気持ちばかりが強くなり、かえって緊張してしまうこともあります。そうしたときには、逆に、意図的に筋肉を緊張させた後に力を抜くようにしてみるといいようです。これはあらかじめ練習しておくようにします。最初のうちは1日に2~3回練習するといいようです。

 緊張したときはもちろんですが、不安が強くなった、気持ちが沈んだとき、イライラしたとき、興奮して眠れないときなど色々な場面で使えます。

 今回は、腹式呼吸や筋弛緩トレーニングなど、体の緊張をほぐす方法を紹介いたしました。

 

<参考文献> 大野裕(2008). 「うつ・不安に効く7つのステップ ケータイ式認知療法」